日本ガス石油機器工業会のアドバイス
ガス給湯器は、機器の設計を行う際に標準使用期間(設計標準期間)を10年と定めています。
この10年を越えると経年劣化のリスクが高まるので、故障や不具合が起きる可能性が高まるので、日本ガス石油機器工業会は10年経った時点で一度点検を行うか、新しい給湯器に交換することを推奨しています。
ガス給湯器の交換時期のチェックポイント
- ガス臭い
排気口がすすでよごれている - ときどき火が点火しにくくなる。
- 点火するときに何度かポンと音がした。
- 外装がさびついている。
- 器具より水もれ異臭がするようになった。
- お湯がぬるい。
- リモコンがきかなくなった。
- お湯が熱くなったりぬるくなったりする。
- お湯が設定した温度にならない。
一つでもあてはまることがあったら交換時期です。
(https://www.noritz.co.jp/common/pdf/aftersupport/hosyu/kyutoki_tenken/52_2015_12_00_gasu10nenntennkenn.pdf)
ノーリツも給湯器の設計上の寿命を10年と定めている。
ノーリツでは、給湯器の寿命という表現を使わず「設計上の標準使用期間」という表現を使用していますが、これを10年と定めています。そしてこの10年まで安心プランS(https://www.noritz.co.jp/aftersupport/hosyu/anshins/)という延長保証サービスを設けています。
メーカーの修理用の部品の保有期間はだいたい生産終了後数年から10年
給湯器の修理を行うには修理用の部品が必要です。そこで、いろいろな生産メーカーの修理用の部品(補修用性能部品)の保有期間を調べていきますと、大体どこもその製品の生産終了から7年から10年であることがわかります。つまり、修理用部品の保有期間の観点からも、給湯器の寿命の目安が約10年だということがわかります。
メーカー | 修理用部品(補修用性能部品)の保有期間 | 参照URL |
パロマ | ベターリビング(BL)認定品・・・10年 ベターリビング(BL)認定品以外・・・7年 |
パロマ部品保有期間一覧 |
ノーリツ | ベターリビング(BL)認定品・・・10年 ベターリビング(BL)認定品以外・・・7年 |
ノーリツ各製品の補修用性能部品の保有年数 |
リンナイ | ベターリビング(BL)認定品・・・10年 ベターリビング(BL)認定品以外・・・7年 |
リンナイ給湯器マニュアル |